新潟県 T様 (ペルシャ絨毯 :クリーニング 日焼け修理作業)
公開:2018/01/10 更新:2022/04/04
新潟県のT様よりペルシャ絨毯クム産のメンテナンスのご依頼がありました。
長年使用されますと表面の糸が黄色に変化していきますが、これはシルク特有の経年劣化と日焼けによる変色です。
一見あまり汚れていないように見えますが絨毯中央は本来白い生地ですので、かなり日焼けてしまっていることがわかります。
シルクの絨毯は裏面が薄く表面が濃い色調ですが、表の色が薄くなっている場合は日焼けが発生している恐れがあります。
日焼けを直す方法としてシャーリングカッター(絨毯専用のカッター)で毛先を削りますと、日焼けた繊維がなくなり日焼けていない糸が現われますので元の色に戻りますが、シルクのような薄手のマットをシャーリングすると毛足が短くなり風合いが損ねる場合がありますので、今回は洗浄と色付け作業で色彩を復元していきます。
洗浄を行い黄ばみを薬品で落とした結果、光沢と風合いが戻り衛生上に問題はない仕上がりとなりました。
絨毯がどれだけ汚れてしまっているのかを見極めるポイントは、「表と裏面で色の違いを見てみる」ことです。
半分を捲り表と裏を見比べますと、非常にわかりやすいので参考にしてみてください。
ペルシャンギャラリースタッフからのコメント
玄関先や照明の下で使用しますと日焼けは避けられません。
ですが、修復作業で色鮮やかな仕上がりにする事は可能ですのでクリーニングを予定されている方は日焼け修理作業もご検討されてみてはいかがでしょうか。
今回、新潟県T様よりご依頼いただいた内容は以下の通りです。
絨毯種類 ペルシャ絨毯クム産シルク 60×90cm
対応内容 絨毯クリーニング、日焼け修理作業
費用 合計 約4万2千円(税込)
作業日数 約1ヵ月
迅速かつ丁寧な対応で、お客様の絨毯をキレイに仕上げさせていただきます。
大切な絨毯について、お困りのことがあればいつでもお気軽にご相談ください。