東京都Ｈ様 (パキスタン絨毯シングル織り：クリーニング、房交換作業)

公開：2017/03/09　更新：2022/03/28

東京都のＨ様からパキスタン絨毯のクリーニングと房交換のメンテナンスをご紹介をいたします。
Ｈ様が運営している店舗にて使用していたパキスタン絨毯のクリーニングを承りました。
店舗のリニューアルに合わせ敷きたいと希望を受けましたので、注文を受け急ぎで１０日間で仕上げるスピードクリーニングと房交換作業を行います。

店舗での使用をしていた絨毯ですので、表面に長年の汚れが付き、全体が光沢がなくなっています。
湿気によるカビの影響で経糸部分でもある房が左右とも無くなり見栄えも少々悪い状態でした。
これ以上劣化が進でしまうとパイル部分（絨毯の毛足）がほつれだし、高額の修理代をかけて修理するか、または通常使用が困難となってしまう恐れがありますので房交換は早めのメンテナンスをお勧めいたします。

絨毯のクリーニングをするかの見極めですが、この房の部分が購入した時よりも「少し汚れてきた」と感じた場合にクリーニングしてください。
房が真っ黒になってからでは絨毯の表面はかなり汚れています。

糸と糸の間には多くのホコリだけでなく、たくさんの汚れが付いていましたので、大量の水を使いしっかり洗い込みました。
クリーニング作業は１回では綺麗になりませんでしたので、汚れが取れるまで３回程洗ったところ、真っ黒な汚れが取れて光沢が戻り、見違えるほど綺麗になりました。
房糸の交換作業は職人の手作業で一本一本新しく白い糸を縫い込みましたので、購入した時と同じような綺麗な仕上がりです。