大阪府 Y様 (ペルシャ絨毯ウール:クリーニング、房交換、縁かがり交換、染み取り)
公開:2021/07/17 更新:2022/10/10
大阪府Y様よりペルシャ絨毯ウール・タブリーズ産のクリーニング&メンテナンスの依頼をいただきました。
使用年数は25年とのことですが、ペルシャのタブリーズ産の絨毯は織りがしっかりしているため堅牢な絨毯です。使用する分には問題ない状態でした。
自然な経年劣化ですのでこれはこれで味のある状態ですが、房糸はところどころ抜けてしまい、鮮やかであったであろう絨毯の色味も色褪せてしまっています。
以前イランへ旅行に行った際の思い出の品とのことで、綿密な検品を行いました。
クリーニング、染み取り、縁かがり交換、房糸の交換を提案、実施することになりました。今回はその際の実績をご紹介します。
状態としては経年の汚れにより本来の色味であるベージュや赤の鮮やかな色合いが失われています。
まずは絨毯クリーニングで全体的な汚れを清潔に洗浄、頑固な染み汚れは染み抜き処理を実施します。さらに色付け作業にて絨毯本来の色鮮やかな色彩を復元します。
ぼろぼろになってしまった房は交換することで新品のような輝きを取り戻します。
Y様より「仕上がりを期待しています」とご期待いただきましたので、丁寧に作業を進めさせていただきました。
今回お預かりしました絨毯はペルシャのタブリーズ産の中でも逸品で、コルクウール(メリノウール)が使用されている大型サイズの逸品絨毯でした。
絨毯クリーニング、染み抜き、色付け、房交換といったメンテナンスを実施した結果、この絨毯の本来の色味であるベージュや赤といった明るい色合いを取り戻しました。
Y様のお部屋は明るいお部屋とのことで、これからも存在感を放ち、お部屋の印象をより彩ってくれることでしょう。
直すことがすべてではありませんが、処分・買い替えを検討する前に、試しにクリーニング&メンテナンスを行う事をおすすめいたします。
ペルシャンギャラリースタッフからのコメント
今回のご依頼内容は以下の通りになります。
対応内容:絨毯クリーニング作業、染み取り、縁かがり交換、房交換
費 用:合算 約320,000円(税込)
作業日数:約1ヶ月
絨毯の販売文句として「手織り絨毯は100年持つインテリアツールです」という言葉をよく耳にします。
経年劣化により擦り減った部分や色彩はとても良い味として認識されるため、メンテナンスを行う事がすべてではありません。しかし、経年劣化がストレスになってはインテリアツールとしての役目が果たせません。
ストレスを感じる箇所がありましたら最適なメンテナンスやリメイクをご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
その他、各種絨毯のクリーニング・メンテナンス料金は以下の料金表ページよりご確認ください。