実績のご紹介

群馬県 K様 (トルクメン絨毯:クリーニング、穴あき修理)

公開:2021/01/20 更新:2022/06/10

今回お預かりしました絨毯は、ペルシャ絨毯トルクメン産絨毯です。

トルクメン絨毯は、イランやトルクメニスタン、アフガニスタンなどの国境付近を遊牧していたトルクメン部族により制作された絨毯です。

彼らの絨毯の特徴は「ギュル」と呼ばれる部族の象徴となる模様を絨毯に織り込みます。

トルクメニスタンの国旗にも描かれるギュルは権力や武力の象徴として生活用品に数多く描かれます。

現在は定住化し、物を作る生活へと変化しました。

絨毯を織る織機は枝木を重ね合わせた物から鉄製に変わりより強い打ち込みにも耐えられるようになったため細かく繊細な絨毯が現在では製作されています。

日本ではログハウスやモダンなお宅にピッタリな柄や色だということもあり「トライバルラグ」として現在ふつふつと人気を高めています。

K様のお宅では暖炉の前に敷かれていたそうで、飛び火により焦げ付いてしまったそう、、、

ペットを飼われているのでかなり汚れも目立つそうです。

見た目からも綺麗に直したいとのことでしたので細かく検品します。

Before:クリーニング・メンテナンス前

房や白いパイル糸を見ると伺っていたように汚れはありました。

しかし、色目は赤色でパイル糸がハッキリ発色しているのでシャンプークリーニングのみでもあまり目立たないかとお伝えしましたがK様より「良い機会なので」と了承をいただきましたので染み抜きと全体の調色染色オプションを加工させていただきました。

暖炉の飛び火の焦げ付き部分は損傷部分を取り除くと手のひらサイズの欠損となりました。

修理には時間もそうですが費用もかかりますので相談したところ「思い出の品なので」とのことですので最高の技術にて最善のメンテナンスをお約束しました。

ペルシャンギャラリーでは穴あき修理、房の交換等を行う際当て布や飾り房を縫い付けるのではなく絨毯の織り込み本来の経糸、横糸、パイル糸を製作、復元します。

そのため当て布や飾り房を縫い付けるだけの物とは段違いに耐久性や仕上がりの繊細さを表現します。

今回も技術を持つ職人により経糸、横糸、パイル糸を糸一本ずつ織り込んだことによりどの部分を修復したのか簡単には判断できない仕上がりとなりました。

これからもK様の生活に彩りを持たせるのではないでしょうか。

ペルシャンギャラリースタッフからのコメント

今回は穴あき修理として手のひらサイズの修復でしたが、手織り絨毯の修復でしたら縦半分、横半分の四分の一カット分の絨毯があれば横に反転、縦に反転と絨毯の図案を起こすことが可能です。

痛みが強く使用を諦めてしまった絨毯が眠っていませんでしょうか。

ペルシャ絨毯の卓越した技術を持つ職人によりあなたの絨毯を復元させることをお約束致します。

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