絨毯クリーニングのプロに依頼して綺麗な状態を保つ
ペルシャ絨毯などの手織り絨毯は「一生もの」といわれクリーニングの必要もないと思われがちですが、実際には定期的にクリーニングをする方が綺麗な状態で長持ちします。特に小さな子どもやペットのいる場合はこまめなクリーニングをする方が良いでしょう。
しかし高級な手織り絨毯のクリーニングは素人がすれば逆に絨毯を悪くしてしまう可能性があるので、絨毯クリーニングのプロに依頼することが大切です。プロなら食べこぼしやペットの汚れも手作業で丸洗いをし、絨毯の中のほこりや繊維の芯までシミついた汚れまでも綺麗に落とすことができるので絨毯本来の光沢と柔らかさを蘇らせることができるのです。
また絨毯を長年使用していると食べこぼしたものの臭いやカビ臭などが浸みこんでいます。そのような臭いも絨毯クリーニングのプロならニオイの原因を取り除き消臭をしてもらえるので、嫌な臭いもなくなります。さらに日当りの良いところで敷いてあった絨毯なら日焼けをすることがありますが、そのような場合でも絨毯クリーニングのプロなら少し表面を削るという作業で日や目部分を修復してもらうことができます。
いくら一生モノの絨毯でも長年使用していると汚れるだけでなく、すり減ったり傷ついたり、虫食いにあったり穴が開いたりすることもあるかもしれません。絨毯クリーニングのプロの中には汚れやニオイだけでなくそのような部分を修理してもらえるところもあります。傷や虫食いなどの部分の糸を取り除き、経糸と横糸を針で縫い込み、新しい糸を結びなおすという作業をすることで元の絨毯に生まれ変わらせてもらえます。また手織り絨毯の端には房が付いているのですが、長く踏まれたり掃除機をかけたりすることでその房が短くなってくるのです。房がなくなってしまうとほつれてくるので、それを防止するために手作業で房の交換をしてもらえます。さらに絨毯の毛足のほつれ防止のために糸で縫いこんである部分も長年の使用ですり減り、ほつれを生じ絨毯の寿命も短くなってしまうのでその部分の修理もしてもらうことができる業者さんがあります。
このように「一生もの」といわれる高級じゅうたんもつかっているうちに汚れたり傷ついたりしてくるので、絨毯クリーニングのプロのところでクリーニングや修理を依頼するとよいでしょう。ちなみにクリーニングは5年に一度くらいのペース、修理は10年に一度くらいのペースで行ってもらうことで大切な絨毯がいつまでもきれいな状態を保つことができるのです。