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絨毯クリーニングの、汚れを落とす作業の基本

春先・夏場になると気になるのが絨毯・カーペットから発せられる臭いや汚れ。特に梅雨をすぎ湿気を吸った状態で迎えた夏場シーズンは、絨毯クリーニングで混み合います。そもそも絨毯クリーニングはどのくらいの頻度で、どういった作業を施してきれいにしているのでしょうか。

絨毯・カーペットの洗濯表示には、一部を除いてほとんどの商品が水洗いNGとなっています。そのため、一般的には家庭では洗浄せずクリーニング業者に依頼するのが一般的です。ただ、「ゆすぎをしないシャンプー洗い」が主流のため、中には肌荒れやアトピーを発症してしまうケースも少なくありません。これは、シャンプー洗いの方法に原因があり、合成洗剤液でブラッシングを行った後、水で洗い流さず洗浄液を吸い取るだけの作業となるため、汚れた液と合成洗剤が残ってしまうからです。



これらのトラブルを避けるためには、特殊なせっけんと水を用いるクリーニング業者に依頼することをおすすめします。実は、水洗いNGの表記に関しては、一般家庭での洗濯を対象としているだけで、カーペット・絨毯の繊維の特性や構造を熟知し、取り扱いに長けている職人に任せるのであれば、水洗いの方が最適です。



クリーニング業者で具体的に行われる作業としては、大量の水と羊の油によって作られたせっけんを用いて洗濯作業が行われます。汚れがとれるまで、大量の水と洗剤を用いて何度も何度も洗います。この時、フサも同時に洗浄します。きれいになったら、しっかりと脱水し、スノコに寝かせて一気に乾燥させてしまいます。乾燥したら、表面を軽石で丁寧にこすり、絨毯を柔らかく仕上げ、再度干した後に絨毯の状態を見て、必要であればドライクリーニングを行います。状態にもよりますが、基本的な作業の流れは以上の手順が行われます。



ご自宅でのお手入れであれば、汚さが気になった際に固く水を絞ったタオルで、パイルが寝る状態になるよう、表面を撫でるように拭いてください。ご自宅での水洗いクリーニングはよほどの知識と技術がない限りやめておいた方が賢明です。合成洗剤で傷めてしまったり、絨毯の脱水が上手くできず生乾きの臭いが発生したり、染料の滲みが出るなどトラブルの元となる可能性が高いからです。おすすめの絨毯クリーニングのタイミングとしては、絨毯の種類や形状、ご家族の人数や歩き回る動線にもよりますが、早ければ5年に一度、長くても10年に一度が目安となっています。

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