絨毯クリーニングと保管の仕方は
絨毯クリーニングは汚れが酷い場合の手段です。日頃のお手入れをすることで、絨毯クリーニングの回数を出来るだけ減らしましょう。絨毯の敷いてある部屋はホコリが少なくなります。これは絨毯がホコリを吸着するためで、それだけ絨毯には汚れが付いているということになります。
お手入れは難しいことではなく、掃除機を掛けたり、天気の良い乾燥した季節に干すだけで良く、手入れが行き届いていればそれだけ長持ちさせる事にもなります。方法は1日に1度は表面の汚れやホコリを布などで拭き取ります。週に1度、毛の中に入り込んだゴミを取る、そして半年に1度風通しの良い日陰に干します。ウールの絨毯クリーニングは先にブラシなどで毛並みを逆立たせておいて、掃除機を掛けるようにします。毛に逆らうように掃除機を動かし、1平米あたり20秒から30秒ほどのゆっくりとした速度で動かして下さい。
ウールの場合、人の髪と同じように掃除機を掛けることで絡まったり枝毛などが取り除かれ、ふんわりとした状態を保つ役割を果たします。さらに遊び毛という毛玉のようなものが出るので、それを丁寧に取ると中のホコリやゴミまで取り除けます。水性の汚れであれば、最初に撥水性で弾いている間にキッチンペーパーなどで吸い取り、残ったものは歯ブラシと重曹を使って叩きながら乾いた布で吸い取らせてください。油性の汚れはベンジンやシンナーを使いますが、必ず目立たない場所で色落ちしないか確認します。臭いが気になる場合は重曹をそのまま全体に振り撒きゴム手袋などをした手でもみ込むようにし、1時間から1晩置いて掃除機で重曹を取ります。
アレルギーがある方にはダニの存在も注意しなければいけません。この時は絨毯クリーニングに出すのが一番の解決法ですが、時間も資金も掛かってしまいます。家でできる効果的な方法はスチームアイロンを強に設定して、毛並みに沿ってゆっくりとアイロンがけをすると熱に弱いダニの撲滅ができます。綺麗になった絨毯の保管方法は、くるくると丸めておくのが基本です。畳んで保管してしまうと破ける原因となるのでやめてください。そして場所がないからと立てたり、絨毯の上に物を置くと形が崩れてしまいます。ですので保管のときは風通しの良く、湿気も少ない所へ置くよう気を配ってください。保管の前には絨毯クリーニングや家で中性洗剤などで汚れは取ることが条件となります。そうしないとカビが生えてしまう要因となります。