絨毯クリーニングと一緒に穴の補修
絨毯は一度買うとなかなか買い替えをしないものです。
特に愛着の湧いたものは交換しづらいため長い間使うことが多いと思います。
日頃から大事に使っていて定期的に絨毯クリーニングなどを利用していれば問題ありません。
絨毯には生活で出るホコリや皮質などが溜まります。
定期的な掃除機がけである程度は取り除くことができますが、細かいものや絨毯の毛の動きによって奥へと入り込んでしまったものはそれだけではなかなか取りのぞくことはできません。
何かをこぼしてしまったときやペットの粗相による汚れなどは早い段階で拭き取り、化学洗剤なので洗浄することで表面に近い部分を綺麗にすることはできます。
でも奥に入ったものや奥に染み込んでしまったものはなかなか落ちません。
完全に除去するには水洗いで落とすしかありません。
たっぷりの水を使って丁寧に洗うことで汚れが浮き出し、残留物が洗い流されます。
水を使った絨毯クリーニングでも3日程度で完了します。
定期的に行うことでより長い間使うことができます。
でも、長く使っていると汚れやホコリによる問題の他に擦り傷や引っかき傷、またはタバコによる焦げなどで穴が開くなどの問題も発生することがあります。
穴あきには絨毯の中にいる害虫による虫食いなどが原因の場合があります。
そのままにしておくとほつれたり、新たに引っ掻いたりしてどんどん被害が大きくなる恐れがあります。
そんなときは絨毯クリーニングを行っている業者に補修もお願いすると解決できます。
プロは確実な方法で補修を行います。
まずは傷や虫食いなどの穴の空いた部分をすこし大きめに糸を取り除きます。
これはパッチワークではなくオリジナルに近い状態にするために行うものです。
絨毯には毛のベースとなる経糸(たていと)と横糸があります。
この糸にそれぞれの柄に合わせた毛を縫いこんであります。
補修のときも同じように柄に合わせた毛を針を使って縫い込みます。
最後に新しい糸を結び直します。
こうすることによってオリジナルのような状態に戻すことができます。
これはメンテナンスの中でも時間のかかる地道な作業です。
補修する部分の大きさに合わせて2週間から1ヶ月ぐらい時間を要します。
このようにして直した絨毯はまた長い間使い続けることができます。
部屋にあった新しい絨毯を探して時間を費やし、失敗するリスクを考えると補修をして使い続ける方が賢明と言えます。
新しい絨毯を買う費用も浮かすことができます。